東北の高校生の富士登山2020/2021はお天気にも恵まれ、東北の高校生14人全員が富士山登頂を果たしました。
コロナ対策として、参加者はPCR検査(2回)を行ない、できる限りの感染対策を講じました。専用バスの乗車率は50%以下、山小屋は貸し切りです。
2021年7月27日~29日、2泊3日の全行程を終了し、高校生たちは、東北に無事帰着しましたので、ご報告いたします。
応援して下さった皆様、ありがとうございました。
3日間の行動は下記の通りです。
【7月27日(火)】
早朝仙台、郡山を専用バスで出発し、13時過ぎに富士山の麓、水ケ塚に到着。開会式を行ないました。
14時45分 五合目から歩きだし、30分程でその日の宿となる六合目の小屋に到着すると、高所順応のため、6.5合目まで登り、その日の行動は終了。
【7月28日(水)】
AM2時30分 気温12度。暗いうちに六合目の山小屋を出発し、月や星、町の明かりを見ながら暗い中を登っていきました。心配された台風8号の影響もなく風も穏やかです。
AM4時すぎには明るくなり、陰富士や雲海、珍しい白い虹も見られ、雄大で珍しい自然現象、日本一の山の景色を経験しました。
AM9時には全員が富士山頂上に登頂。火口がよく見え珍しい景色を体感しました。9時45分には剣ケ峰登頂。コロナと台風接近のニュースのせいか、他に登山者少なく、剣ケ峰頂上では、思い思いに記念撮影をして例年になく、ゆっくり過ごすことができました。
10時50分 富士山富士宮頂上から下山開始。午後は力強く湧き上がってくる入道雲をまじかに見ながら、心配された夕立や雷にあうこともなく、14時20分には高校生全員が6合目の山小屋に帰着。この日の12時間にわたる登山を無事終えました。
最後少し遅れた生徒を仲間が待っていて3人で一緒にゴールするという仲間の絆が感じられる場面もありました。
【7月29日(木)】
4時30分起床。夜中にはかなり激しい雨が降っていたものの、雨も上がっていて、今日もよい天気です。富士山をバックに記念撮影し、6時には六合目を出発し、6時15分に五合目に下山。
水ケ塚にて2回目のPCR検査を実行。
富士山本宮浅間大社にて昇殿参拝し、神社の方のお話を伺いながら、境内を見て回り、富士山から湧き出る豊かな湧き水にも触れ体感しました。
最後は温泉施設「花の湯」にて入浴と昼食を済ませ、12時50分、東北に向かい、専用バスで帰途につきました(18時15分郡山着、20時40分仙台着)。
【参加した高校生が登頂後に詠んでくれた句】(一部)
富士山で 仲間と絆 深め合う
頂を 臨んで消える 疲れかな
最高の仲間と登る 夏の富士
登り途中 くたばりかけた でも登頂
雲海を望んで登る 日本一
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朝日新聞デジタル2021年7月29日付⇒https://www.asahi.com/articles/ASP7X5F87P7XUCLV00K.html
富士山登頂を果たした東北の高校生たち